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嫁の態度に一貫性を感じ始めた

何か一つ、
決定的な出来事があったわけじゃない。

強い言葉を投げられたわけでも、
態度が急に変わったわけでもない。

ただ、
同じ反応が繰り返されていることに気づいた。

ある日の夜。

「今週、どこか予定ある?」

特別な意味を込めたつもりはなかった。
ただ週末の流れを把握しておきたかっただけだ。

「まだ分からない」

返事は即答だった。
少し考える素振りもなくさらっと返ってくる。

「そっか」

それで会話は一度終わる。

別の日。

「来週は、どう?」

少し先の話をしただけだ。
深い意図もない。

「ちょっと見ないと分からないかな」

声のトーンは穏やかで、
表情もいつも通り。

拒まれた感じはしない。
むしろ柔らかい。

「了解」

そう答えながら
胸の奥に小さな引っかかりが残る。

また同じだ、
と。

曖昧な返事。
先延ばしの言葉。
確定を避けるような言い回し。

たまたまかもしれない。
仕事が忙しいだけかもしれない。
本当にまだ予定が見えていないだけかもしれない。

一つ一つを切り取れば
どれも自然だ。

どれも説明がつく。

でも、
同じ返しが何度も続くと
「傾向」に見えてくる。

あるとき、
自分の方から少し踏み込んでみた。

「決まったら教えてくれたら助かるけど」

責めるつもりはなかった。
軽く、
本当に軽く言ったつもりだった。

「うん、分かった」

それもすぐ返ってきた。

でも、
そのあとも特に何も変わらない。

教えてくれないわけじゃない。
約束を破っているわけでもない。

ただ、
「決まらない状態」が続いている。

態度そのものは穏やかだった。

声を荒げることもない。
避けるような素振りもない。

冷たくもないし、
距離を突き放している感じもない。

それが逆に、
余計に引っかかった。

拒絶ではない。
でも踏み込ませない。

踏み込もうとすると、
やんわりと一定のところで止められる。

境界線が、
見えないけれど確実に存在している。

そしてその線は、
毎回、同じ位置にある。

「いつも、ここまでだな」

そう思った瞬間、
頭の中で何かが揃った。

偶然ではない。
その可能性が少し後ろに下がった。

意図があるかどうかは、
分からない。

無意識かもしれないし、
深い意味はないのかもしれない。

でも、
一貫している。

言葉も、距離感も、対応の仕方も。

その一貫性に気づいてしまったことで、
これまでの違和感が、
一つの形を持ち始めた。

「毎回同じだ」

その認識は、
小さいけれど確実な変化だった。

偶然では片づけられない
という判断が自分の中で
静かに動いた。

それが正しいのかどうかは
まだ分からない。

でも、
見なかったことにはもうできなかった。

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この記事を書いた人

「理由は分からないけれど、何かがおかしい気がする」
そんな感覚を抱いたことのある方に、少しでも共感していただけたらと思い、このブログを続けています。日々の出来事や感じたことを、自分なりの言葉で淡々と綴っています。

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