家庭の変化– tag –
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違和感編
嫁の帰宅時間を意識するようになった
それまでは、 嫁の帰宅時間を意識することなどほとんどなかった。 仕事というものは日によって違う。 早く終わる日もあれば、思った以上に長引く日もある。 それが普通で、当たり前で、 わざわざ確認するようなことでもないと思っていた。 「今日は何時に... -
違和感編
確かめるために必要なことを考えた
確かめたい。 という気持ちがこれまでよりも はっきりした形を持ち始めていた。 衝動のように浮かんでは消えるものではなく、 頭の片隅に常に残り、考えようとしなくても意識に上ってくる。 それはもう一時的な思いつきではなかった。 ただ、 何をどう確か... -
違和感編
嫁の行動を思い返すようになった
それまでは、違和感を感じた瞬間だけを切り取って考えていた。 引っかかった場面があればその場面だけを思い返し、その都度「気にしすぎだ」と結論づける。 点としての違和感はそうやって処理できていた。 でもある日、本当に些細なきっかけで感覚が少し変... -
違和感編
確かめたい気持ちが消えなかった
夜、家に帰ると嫁はリビングにいた。 ソファに腰を下ろし、テレビをつけたまま手元ではスマホを操作している。 画面から流れてくる音と指先の動きだけが目に入る、よくある光景だった。 「おかえり」 「ただいま」 そのやり取りは昨日までと変わらない。 ... -
違和感編
安心したはずなのに落ち着かなかった
通勤電車に揺られながら、 ふと胸の奥を探るような気持ちになった。 特別な理由があったわけではない。 ただ、電車の一定の揺れと、 流れていく景色を眺めているうちに自然と意識が内側に向いた。 昨夜、何も起きなかった。 少なくともはっきりと「出来事... -
違和感編
何も見なかったことにした朝
朝、目が覚めたとき昨夜の やり取りが真っ先に頭に浮かんだ。 目を開けた瞬間だった。 夢と現実の境目にあるまだ意識が 定まらないはずの時間なのに考えようとしなくても自然とそこに戻ってしまった。 言いかけてやめた言葉。 続ければよかったかもしれな... -
違和感編
一線を越えそうになった夜
その日は、特別な出来事があったわけじゃない。 帰宅時間も、夕飯の内容も、 いつもと大きくは変わらなかった。 仕事を終えて家に戻り玄関で靴を脱ぎ、 「ただいま」と言う。 返ってくる「おかえり」の声も 特別な温度差はなかったと思う。 子どもは相変わ... -
違和感編
嫁の帰りが遅い日が少しずつ増えていった
「今日、少し遅くなる」 夕方、スマホの画面に表示されたのは短いその一文だった。 送り主は、嫁。 理由は書かれていない。 以前なら 「仕事が長引きそう」 「友達と少し会ってくる」 そんな一言が添えられていた気がする。 でもこの日は違った。 説明のな... -
違和感編
普通に接しようとするのが一番疲れた
一番疲れていたのは何かが起きた瞬間でも 強い言葉をぶつけられたときでもなかった。 「普通」を保とうとしている時間だった。 以前と同じように振る舞うこと。 気にしていないふりをすること。 余計なことを考えないように自分の感情に蓋をすること。 そ... -
違和感編
何も起きていないはずなのに疲れていた
はっきりとした出来事があったわけじゃない。 誰かと揉めたわけでも強い言葉をぶつけられたわけでもない。 それなのに最近やけに疲れていると感じていた。 仕事が特別忙しいわけでもない。 残業が続いているわけでもない。 睡眠時間も、極端...