疑っているのは相手じゃない。
そう思うようにしていた。
自分が疑っている
その事実そのものが気に入らなかった。
理由もなく人を疑う。
確かな証拠もないのに考え続ける。
それは、
自分がなりたくなかった姿だった。
「こんなふうに考える人間じゃなかったはずだ」
そう思えば思うほど、
疑っている自分がよりはっきり浮かび上がる。
疑うことよりも
疑ってしまう自分を
どう扱えばいいのか分からなかった。
責めても、
考えるのをやめられるわけじゃない。
でも、
許す理由も見つからない。
自分の中で、
自分を追い詰めている感覚があった。
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