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感情より事実を見ることにした

感情を基準に考えるのを
一度やめてみようと思った。

感情を感じること自体を否定したかったわけではない。
無理に抑え込もうとしたわけでも、
なかったことにしようとしたわけでもない。

ただ、判断の中心に置くには
あまりにも不安定だと感じた。

感情は、その日の体調や気分で簡単に揺れる。
少し疲れているだけで
必要以上に悲観的になることもある。

不安が強い日は
同じ出来事でも悪く見えるし
落ち着いている日は
そこまで深刻ではないように思える。

昨日は耐えられたことが
今日は急につらく感じる。
逆に、昨日は重かったことが
今日はどうでもよく思えたりもする。

その揺れに正直でいようとすればするほど、
結論は何度でも書き換わってしまった。

決めたはずの考えが
翌日にはまた崩れる。
納得したつもりでも
少し感情が動けば
また最初から考え直してしまう。

それに、少し疲れていた。

だから、
一度やり方を変えることにした。

感情ではなく起きたことだけを見る。

言われた言葉。
実際に取られた行動。
その状態が、どれくらい続いているか。

そこに理由や意図を読み取ろうとしない。
意味づけもしない。
「なぜそうしたのか」を考えるのも、
いったん後回しにした。

良いか悪いか、
正しいか間違っているか、
そういった評価も、
すぐにはつけない。

ただ、
事実だけを並べてみる。
動かないものだけを見る。

最初は、
それが冷たいような気もした。
感情を切り捨てているようで
少し怖さもあった。

でも、
事実だけを見ているうちに
意外な変化があった。

感情が少し静かになった。

悲しみや怒りが、
消えたわけではない。
むしろ、
そこにあることははっきりしていた。

ただ、
輪郭がぼやけていたものが
少しずつ形を持ちはじめた。

漠然とした不安は
事実を前にすると、
具体的な反応に変わった。

「何が起きているのか分からない」
という状態が減ったことで、
感情も無秩序に暴れなくなった。

感情は反応で事実は動かない。

どれだけ気持ちが揺れても、
起きたことそのものは変わらない。
だからまず動かないものを見ることにした。

それが、
自分の中を整理するための最初の一歩だった。

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この記事を書いた人

「理由は分からないけれど、何かがおかしい気がする」
そんな感覚を抱いたことのある方に、少しでも共感していただけたらと思い、このブログを続けています。日々の出来事や感じたことを、自分なりの言葉で淡々と綴っています。

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